《はじめにお読みください》
・アクセスありがとうございます
・静岡県磐田市福田(ふくで)の秋祭り/六社神社祭典の歴史や様子を、1998/04/30より多くの方々のご協力を得ながら祭り屋台/彫刻を中心にご紹介しています。
・HP制作管理運営は私一個人です。趣味による自己満足が目的で非公式非営利、福田祭典連合会/祭典本部とは無関係です。
・地域の祭=公共行事を扱う上で内容には十分配慮し出典等は極力明確にしていますが、お気づきの点があれば資料等も添えてお知らせいただければ謙虚に対応させていただきます。
・写真は全て私が当HP掲載を最終目的として長年にわたり素人撮影した苦労の産物なので無断転載・data希望はご遠慮下さい。またHP以外の二次利用はいたしません。プライバシーには極力配慮していますが削除要請あれば下記のメールアドレスからご連絡ください。
・2023年以降はコンプライアンスに配慮し、祭りの風景写真の掲載は個人の顔が特定できない大きさにして再編集していますのでご了承ください。
・X(Twitter)、Facebook、Instagramはやっておりません
《 このHPについて》
■HPを立ち上げた動機と経緯
1997年の夏休み、私よりも一足早くインターネット環境を整えた福田十一番組の同級生UT君宅に押しかけて見せてもらったHP「遠州掛塚屋台祭り」と、福田十二番組の歴史研究家の方からご厚意でいただいた福田の歴史冊子「東屋台と西屋台」がこのHPを立ち上げる原動力となったように思います。
「新しいメディアで福田の祭りを屋台中心に紹介してみたい」
そんな前向きなつもりの考えから少しずつ環境を整え、試行錯誤の後1998年4月にHP「遠州福田 宮組」として開設できるまでになりました。そしHP「遠州掛塚屋台祭り」の管理人さんお願いして「全国屋台祭りリンク集(当時)」へ加えていただいたとこでインターネット・デビューとなりました。六社神社禰宜さんも含めて多くの方々のご協力をいただき、福田の祭り屋台を中心に歴史などにも幅を広げご紹介させていただくまでになりました。この個人HPを通してとても良い勉強にもなり感謝しています。
■職人訪問
祭り屋台という独特の移動建築物に惹かれて年々興味を持つようになり、屋台を見上げては「誰が造ったのだろう? どんな意味の彫刻だろう?」という探求心を子供心に持つようになり、その思いは大人になっても消えることはありませんでした。宮組の彫刻を手掛けられた奥出(おくで)さん宅を1998年に浜松市中沢の彫刻師さんのご案内で訪ねたのが最初で、以降福田の屋台を手掛けられた大工さんや彫刻師さんを中心に遠州でご活躍中の職人さんを訪ね歩いてはお話を伺っています。
屋台大工名鑑 彫刻師名鑑
■福田屋台の彫刻調査
彫刻図柄をきちんと調べるというのは大げさかもしれませんが個人的な悲願でした。福田は昭和26年以降~平成までの屋台が多いため、調査方法としては以下のようになります。
・屋台建造時の資料等があるものはそれに準ずる(い組,宮組,港連)
・建設委員の方に確認できたもの(十五,南島)
・作者本人に確認できたもの(ひ組の一部,天狗連の一部,新む組,十四,昭和組,石田組,ほ組,新旧の新田組)
・資料がないものは素人判断を避け写真を撮って専門職の判断を仰ぐ(ひ組の一部,宮本八番組,天狗連の一部,奴連,おかめ連,新町連,本町連,十三,だるま連,こじま)
コツコツ写真を撮っては彫刻師さんを訪ねて図柄を教えていただきました。特に難しかったのは創作が得意な浦部さんのものです。新町連とだるま連で、何人かの彫刻師さんのご協力でやっと解明できました。
反省点もあります。七番組の方には怒られるかもしれませんが正直に言いますと、調査開始当初に安易な判断をしてしまった旧む組です。鬼板・懸魚・木鼻に関してはある彫刻師さんの「岩田新之助の作風ではないか」との言葉を受けそのまま掲載してしまっておりました。この屋台は2005年に私の地元八番組の屋台となり、2010年の解体修理時に撮影した写真を2011年に制作元である浜松市の彫栄堂・早瀬宏さんにみていただき確証を得ることができました。よって作者は彫栄堂・早瀬利三郎と浦部一郎になっています。
余談ですが彫刻師さん達から教えていただいた図柄に関するいくつかのことをおおまかにまとめてみました。
・時間軸は無視して物語そのものを表現することもある
・歴史のジオラマでも理科の標本でもない
・屋台で映えるよう別のものを添えたりデフォルメしている
・能や歌舞伎などの演目を題材にすることもある
例えば…日本に生息しない虎の彫刻の瞳孔が丸く表現されていないからといって「猫」呼ばわりするものではない。龍を見たことがある人はおそらくいないし、見たこともない龍の彫刻を見て「龍だ」と言えるのは自分に都合よく線を引いているから。どんなに史実に忠実云々といっても昔は記録媒体が乏しく、また記録者の立場主観に左右され書かれたものであることは否定できない。そして史実を証明するタイムマシーンは存在しない。要は、幅を持っておおらかに見て楽しむものだよと教わりました。恥ずかしながら、最初の頃は彫刻というとこちらが勝手に身構えて知識で武装してやろうとする稚拙なところがありましたが、このような考え方に触れてもっと気楽に見られるようになりました。
■祭り見物
1980年高校1年の10月に竜洋町白羽の同級生に誘われ、自転車で掛塚屋台祭りへ行ったのが最初で、当時砂町にあった彼の親戚である桃屋さんにもたいへんお世話になりました。この祭りをとても好きになり以来毎年足を運ぶようになり現在に至っています。なので掛塚は特別な思い入れがあります。(このときの同級生は後に中島新田へ婿入りしました)他にも横須賀や浜松など都合のつく限り行くようにしています。行くのはずっと基本1人。自分のペースで動きたいからで、祭りを素直に楽しもうと気楽にやってます。
■写真(カメラ)
普段はカメラを持ち歩かず特に趣味ではありませんが、祭り屋台と彫刻を撮りたい一心で始めたため未だに素人の域を出ません。写真コンテスト等への応募とは無縁で、当HP掲載が最終目的です。2003年にコンデジPanasonic
FZ1、2005年にはデジタル一眼NikonD100を知人から入手。
祭りの夜景を綺麗に撮りたいのでデジタルの日進月歩に期待して2009年以降は毎年のようにカメラを下取り買い替えで現在に至っています。2010年から長年愛用のニコンを一掃してソニーのミラーレスに乗り換えたためレンズやストロボも一新。さらに2015年11月にはミラーレスデジタル一眼システムを全て下取りでコンパクトカメラSONY
WX500を購入。下手の横好きですが福田の屋台全景や彫刻写真は、何度も足を運んだり組の方に協力を仰いだりして苦労を重ねました。他にない自分の宝物だと思っています。
■動画
どちらかというと補助的な役割です。祭りの紹介には動画が必要なためHP開設当時に使用していた8mmハンディカムの動画をHPに取り入れたく試行錯誤。Real
Player → Windows Media Player → YouTube と変遷してきました。現在はコンパクトデジカメでMP4撮影したものをPCで編集してYouTubeにUPしています。windows11に優秀な動画エディターが標準装備されたので、これから慣れていこうと思います。
■まとめ
毎年残暑厳しいころから聞こえてくるお囃子練習の音、金木犀の香り漂う祭り本番の独特の雰囲気、そらやれ!のかけ声、練り、祭り屋台の木の香、軋み音、露天店の賑わい、街の雑踏、再会できる旧友、いろんな要素が入り交じって、幾つになっても「お祭りはいいなぁ」と思います。なにぶん個人の趣味によるHPゆえ内容不十分で偏りも多々ありますが、できるかぎり公平な目線で確かな郷土の祭り資料となるよう心掛けていきたいと思います。ライフワークとして長い目で見ていただければ幸いです。これからも宜しくお願いいたします。
<(_ _)>
《HP略歴》
・1998年2月
インターネット開始
プロバイダーTOKAIネットワーク
パソコンNEC9821V7
(Windows95+IE4.01SP1)
・1998年4月
ホームページ開設_遠州福田宮組
・1998年10月
ホームページ名称変更
遠州福田六社神社祭典とする
・1999年8月下旬
プロバイダーをASAHIネットに変更
・1999年8月
Real Playerによるビデオ画像を導入
・2001年1月
Windows Media Player対応に全面切り替え
・2005年2月1日
infoseekに容量拡張、ビデオ館増設
・2005年6月
デジタル一眼レフNikonD100個人売買で購入
・2006年4月
レンタルサーバーTOK2へ移設・拡張
・2008年6月
CSSを導入して全面的にリニューアル
・2010年10月
YouTubeアカウント開設
・2011年8月
フォト蔵アカウント開設
・2012年10月
福田の動画を全面的にYouTube移行、ローテク掲示板を試験的に設置
・2013年9月
アクセスカウンタ60万突破
・2016年2月
さくらのレンタルサーバ契約・引っ越し
・2018年8月
フォト蔵終了
・2018年9月
SSL対応、トップページ移設、CSS一部見直し
・2022年2月
レスポンシブデザインにほぼ移行
《トップページ変遷》
1998年
1998年4月にこのホームページは産声を上げました。当時使っていたパソコンはといいますと、NEC PC9821V7というディスプレー一体型のモデル(左)。よく似たCanbeというシリーズもありました。1995年12月に磐田市今之浦に当時あったマツヤデンキ・パソコン館で購入したものです。ちなみにその建物は後に焼肉さかいさんになりました。で、このパソコンにエプソンのフィルムスキャナとIOデータの56Kアナログモデムを接続して環境を構築したのでした。
デジタルカメラなんてまだまだと思っていましたからフィルムスキャナは必需品でした。プロバイダーはTOKAIネットワーク。ところがこれがなかなかインターネットに接続できない。なにが悪いのか?
メーカーから修正プログラムの入ったフロッピーディスクを郵送してもらったりしていろいろ手を尽くしてもダメ。最後の手段と掛川のNECサービスに持ち込んで修理依頼したところ数日して「マザーボード交換で接続できるようになりました。無償です」と言われ愕然。それって何らかの欠陥があったってことなのかと思いましたが無償だし深くは追求しませんでした。とにかく一歩前進した事の方が嬉しかった。
で、ブラウザIEをバージョンアップするためにわざわざパソコン雑誌を買って付録のCDからインストール。今でこそネットから簡単にダウンロードできますが、当時は皆こうやって最新版を手に入れたものでした。IE4.01SP1という、OSもアップグレードされるこのバージョンでようやくパソコンが安定稼動するようになったと記憶しています。その前のIE4.0はホント最悪でした。このIE4.01SP1を入れると付属してくるホームページ作成ソフト・FrontPageExpressで作成したのが、上の最初のホームページです。
タイトルは「遠州福田宮組」。ところが前述のソフトにはアップロード機能はありません。そこでCUTE FTPという専用フリーソフトを(それなりに苦労して)入手してよくやく第一歩を踏み出すことに成功したのでした。
ホームページを作る苦労、というよりもパソコンとの格闘が懐かしく走馬灯のように脳裏を過ぎります。今でこそいい思い出。
最初の頃はインターネットもホームページも馴染みがなかったこともあり「はぁ? お祭りのホームページ? そんなの誰がみるだ?」とよく言われたものでした(T_T)
1999年
1999年5月に2代目パソコン・Gatewayを購入。OSはWindoes98。この頃からビデオ画像を導入しようと模索し始めます。当時はRealPlayerを使ったように記憶していますが視聴ソフトを雑誌付録のCDなどからわざわざインストールする必要があり不評。プロバイダーもTOKAIからASAHIネットに乗り換え。容量100MBは当時としては魅力大。タイトルが1998年のうちに「遠州福田六社神社祭典」に変更され大幅に意匠変更。各屋台のページに直に行けるよう工夫したページでした。コンテンツもそれなりに増えてきています。
2000年
これも2000年版 背景やタイトルロゴ・レイアウトが変更。各屋台のページへの直リンクを廃止して「屋台リスト」のコーナーを新設しこちらにまとめました。
2001年
まだこの頃はトップページの写真は固定でした。この年にビデオ画像をRealPlayerからWindows Media Playerに変更。
2007年
遠州福田祭り屋台愛好会作成のカレンダーをレイアウトに組み込んでPRに協力させていただきます。また携帯サイトにアクセスできるQRコードも新設。タイトル横の振り面の木鼻は「宮本八番組」のもの。「左右別々ですか?」ときかれましたが、元の画像は一つ。左右反転で使い回し(よ~く見ると両方とも口空いているし)。「尾州の山車祭り」などと銘打って昨年から立ち上げたコーナーは今年も低迷(涙)。一度も愛知県に行くことなく終わりました。こっそり廃止しようかとも思いましたがとりあえず存続。これからの課題ですな。
祭り見物コーナーを「遠州の屋台祭り」として独立。重いデジタル一眼レフとビデオカメラを背負っては近隣の祭りへ出かけました。祭り情報もいただいて助かりました。
2008年
2008年から登場のページで背景を黒で統一。実は昨年12月に4年ぶりにパソコンを入れ替えました。年の瀬まで設定に手こずりやっと本格稼働。Windows
Vistaにしたのですが、ここで困るのがホームページ・ビルダーなどのアプリケーション・ソフト。今までのはもちろんXP用なので、Vistaでは使えません。お店の人に相談したら「アップグレード版でいいハズですよ。ただしインストールの途中で古いバージョンのCDを入れる必要があるかも」と言われ、それならと割安なアップグレード版を購入。お店の人の言われるとおりでした(^^)。
2008年
2008年6月にリニューアル。CSSを導入して一括模様替えも可能に。遠州福田祭り屋台愛好会作成の民芸調屋台もご了解を得て掲載させていただくようになりました。右側はGoogleガジェットの天気予報。
2013年
おかげさまで2013年4月30日に15周年を迎えました!
2019年(令和元年)
2019/4/30をもってカメラの福忠さんが閉店されましたので、私が自主的に掲載していた福田祭屋台愛好会のPRは削除いたしました。新レイアウトは六社神社氏子屋台を掲載して神社当番組がわかるよう表記しています。
2020年(令和02年)
時代に合わせてレスポンシブデザインにほぼ移行。旧福田町の全屋台をトップページに並べてみました。
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