遠州福田六社神社祭典 浜松まつりの屋台と彫刻
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2006/09/09土曜日 浜松市浜北区 宮口の祭り

毎年9月第2土日に行われる宮口六所神社の祭りで、9台の屋台+名古屋型山車1台があります。前日金曜日は各町で屋台の曳きまわしを行い、土曜日午後4時半頃から庚申寺前の四つ角に屋台が集まりはじめます。向こうに見えるのは「町」地区所有の名古屋型山車。今年も名古屋・二福神車の囃子方が来られてお囃子を披露されていました。注目は真ん中の「梔組」で屋根の照明を笹提灯+蝋燭としているところでしょうか。発電機+投光器&カーバイトが主流の宮口では初の試みだそうです。

庚申寺前の様子。日が傾いて屋台の提灯が灯り始めます。今年の先頭は「乃組」+OBミニ屋台で午後6時頃に出発。これからが長丁場なのですが、ここで全部の屋台を見送ってしまうと坂上げに間に合わない上に夕飯のタイミングがなくなるので先頭「乃組」の出発を見たら適当に腹ごしらえを済ませて午後7時に坂下へ移動します。



坂上げの様子

午後7時半頃から坂上げが開始されました。ビデオだとわかりにくいのですが坂から上がってきて向って左へ曲がり参道~境内へと向います。組によって方向転換の仕方に違いがありますネ。坂上で見学させていただきましたが各組の襷をかけたご年配の方々が数人集まって祭り談義をされていましてこれがなかなか面白い。昔は舗装されていなくて坂上げが大変だったとか昔の梶は砂利にとられて曳きにくかったとか屋台が横転して田んぼに落ちたとか、耳ダンボでホウホウと聞き入ってしまいました。

午後10時半雨がパラパラときたので拝殿にて見学。最後から2番目の「つ組」が威勢良く曳き込んできます。今年から発電機をやめてバッテリーを使用されているそうです。画面左下でビデオ撮影されているのは森の真庭電気・神谷さん。坂上げからご一緒させていただきました。(ビデオは庚申寺前の森屋履物さんで販売とのこと)

ラストの「梔組」はまだ参道。全ての屋台の坂上げを観て境内へ来ると先に来ている屋台はもう屋根にシートがかけられていてお泊り仕様になっています。(シャッター・チャンスを逃がしたということ)午後10時半過ぎに雨が本降りになりまして疲れたので撤収。神谷さんはまだ傘を差して撮っていた。何時までいたのだろう…。翌日曜日は昼頃祭典が行われ午後2時半過ぎに屋台が神社から曳き出されます。そして当番町(今年は野口)へ屋台が集まって午後7時に解散となるようです。


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