遠州福田六社神社祭典
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2003/06/14土曜日 「縁があって敷地の方々の推薦で任せてもらうようになりました。屋台の小池棟梁とは初めての仕事で納期も十分にあるので、いい作品になるよう気合が入っているんです。図柄は全て建設委員の方が考えられましたね。皆さんご熱心にいろんなところへ行って研究されています。」 現在は後側の鬼板制作にかかっており、厚さは5寸の材料に下絵を貼り付けて輪郭をドリルで落とし、荒彫りに入っています。「欅は3寸、檜は3寸5分までなら糸ノコで輪郭を落とせるんですが、それ以上はドリルですね。ある程度の段階まで行くと、今度は彫刻を立てて彫るんです。屋台の彫刻ですから下から見上げることを計算して彫っていきます。」 工房の奥ではテーマに基づき下絵も考案中。見晴らしのいい工房。隅には道具の研ぎ機も。気合い十分の伊藤さん、屋台の完成が今から待ち遠しいですね!
《敷組屋台彫刻の制作過程》 鬼板懸魚:親子龍 獅子の子落とし 正面鬼板・懸魚~親子龍 懸魚 欄間~楊香(ようきょう) 右側面欄間~老莱子(ろうらいし) 後面鬼板・懸魚~獅子の子落とし 懸魚 揚虹梁~竹林の七賢人 脇障子~陣南仙人 傘風子仙人 |
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