□屋台大工訪問2015 ホーム

2015/02/28土曜日 磐田市の古田建築さん訪問
→古田建築HP

R150を北に入ると左手に「古田建築」の看板が見えてきます。西側がご自宅
奥が玄関。作業場はこんな感じ。厳選された材料が出番を待っています

中で古田正孝(ふるた まさたか 42)棟梁にお話を伺いました

現在は依頼された祭り屋台の新築修理(旧部材を生かしての新築)を20159月の完成を目指して取り組んでいます

→JA遠州中央 ときめきネットワークVol.217(2010年11月号)許可を得て掲載
に経歴がきちんと紹介されていますので、先ずはこちらをご覧ください

■老舗工務店で修業時代
今から思えばいい時代に勤めさせていただきました。とても厳しい親方でしたから辛いこともありましたが、好きな屋台のことなので乾いた砂地が水を吸い込むように頭に入ったものです。今になって「ああ、こういうことだったのか」と改めてわかることも多々ありますよ。有難いと思っています。

■親方の思い出
親方は祭りの日は外出されませんでした。いわゆるハレの日に表へ出て行って「自分がやった屋台だ」などとは決して言わなかったものです。
こういうところも見習うべきと自分に言い聞かせています。仕事ぶりで周囲から「あの人は宮大工だ」と言われるようにならないと。インターネットの発達した現在はPRの時代でしょうし私もHPやブログ(施主さんへ進捗報告目的が主)はやっていますが、地に足の着いた実直な職人であり続けたいです。

■屋台は原点
家業を継いで社寺・一般住宅など幅広く手掛ける中で、屋台は最も好きな仕事であり自分の原点です。その屋台はいまも尊敬する親方から厳しく仕込まれた知識・技術ですから勝手には変えられません。我流・自己流は出さず、教えられたことをきちんと守り少しでも親方に近づいていくことで恩返ししたいと思っています。

■屋台の修理依頼されました
ご縁あって2009年「南栄連」さん、2010年「二府連」さんの祭り屋台の修理を任せていただきました。
修理というと「なるべく旧部材を生かしてほしい」とのご意見も賜ります。長年愛着のある屋台ですしコスト的にもごもっともだと思います。勿論生かせる部材は極力使いたいところですが、経年劣化による仕口の状態・寸法の狂い・反り・捻じれ等からどうしてもそのままというわけにはいかない部材が多いのも事実です。そこでより小さい部材に転用することで、その屋台DNAが受け継がれていくよう最大限の配慮もさせていただきました。

浜松市天竜区山東
「南栄連」
平成21年(2009)解体修理
浜松市天竜区二俣
「二府連」
平成22年(2010)解体修理

■社寺の新築
2013年 磐田市海老島・心月寺の拝殿本堂(Google Map)
2014年 磐田市小中瀬・松尾神社(Google Map)

2015/03/21土曜日

■寝る間も惜しんで

道具と材料に囲まれてコツコツやってます。唐破風も大体の形が出来てきています。前から見ると繊細な曲線で構成されています。これは屋台の屋根に上がった時に破風を横から見ていただくとよくおわかりになると思いますが破風に直線部はないんですね。
また、完成した屋台を見上げた時のバランスの良さ・美しさをイメージしながら垂木の角度や長さを決めていきます。
屋台をやっていると毎日楽しいですよ。元々好きですから造る喜びで工場にいると時の経つのを忘れますね。次はここをこうやろうとか、いろいろ考えるので明日が楽しみです。
↑1本の欅材から生み出される唐破風。面を整えながら徐々に仕上げていきます
↓出番を待つ虹梁。いい仕上がりです

■古田正孝棟梁より一言
「今年で42歳、大工になって25年目を迎え周囲の皆々様の温かい後押しもありまして、社寺や一般住宅・祭り屋台を任せてもらえるようになってきました。
やるからには誰にも負けません。良い仕事をして皆様のご期待に応えていく所存です。これからも応援の程よろしくお願い申し上げます」




ご参考



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