遠州福田六社神社祭典
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1998/09/13日曜日 本町連屋台修復完成記念式典
午前10時過ぎより福田12番組公民館にて本町連屋台の修復完成記念式典が行われました

明治年間に掛塚の大工の手によって建造された現在の本町連屋台は、当初は福田区所有の東組「東屋台」として、同所有の西組「西屋台~現在の福助屋台」と共に活躍していました。その後昭和25年に12番組・本町連屋台となり、6年後の昭和31年に掛塚中町・小池佐太郎棟梁の手によって修理の手が入ります。

それから約40年を経て屋台の痛みがひどくなり、再び小池工務店に修復が依頼されました。平成9年より修理を開始、このため昨年の祭典では本体の修理を終えたのみでしたが今年漆塗装までの全ての修復が完了いたしました。

また今回の修復では、屋台腰の部分を従来の持ち送り板から、三ツ斗組に変更。また新調された天幕は京都㈱川島織物謹製の立派なものです。

新調された天幕

腰組は三ッ斗に改修 縁葛

虹梁


大安吉日で朝から素晴らしい好天に恵まれ、新しくなった屋台を見ようと町の内外から多くの人が集まりました。御神酒が振る舞われ、式典の最後には屋台の上からまかれた祝い餅を拾い、その場で頬ばり皆で屋台の修復完成を祝いました。
午後からは屋台の曳き廻しが行われ、修復の完了した雄姿を町内の人々に披露しました。福田にとって初の本屋台として建造され、100年という歳月を経た本町連屋台の歴史が福田の屋台祭りの歴史そのものです。

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